商家の若き主・影明(かげあき)は、ある日、深い傷を負い人の世へ落ちてきた異界の王「妖王」を偶然助ける。後日、その礼として影明のもとに遣わされたのは、黄金の卵を産み、あらゆる病を癒す力を持つという天女・珠々(じゅじゅ)だった。死の病に侵された最愛の妹を救うため、影明は珠々の力を借りる決意をする。しかし、卵を産むには人の男と契りを交わさなければならないという残酷な条件があった。妹の命を守るためと自らに言い聞かせながら珠々を抱く影明と、不本意な運命に戸惑いながらも、彼の優しさに触れるたび心を揺らしていく珠々。繰り返される契りの中で、二人は単なる“救いのための関係”ではいられなくなっていく。命を救うための行為が、やがて互いを想う真実の感情へと変わっていくとき、影明と珠々はそれぞれの運命と向き合うことになる――。






































作品名:片端の桜
作者:米田ポロリス
出展元:pixiv