導師ナティは、人々に知恵と道徳を授ける組織「知識の燈火」に所属する学術導師。ある日、彼女は若き領主サイラスの教育係として、彼の屋敷へ派遣される。サイラスは両親を早くに亡くし、領主としての責任を背負う青年。女性に慣れておらず、どこか不器用で初心な一面を持っていた。ナティは彼を支えるため、母のように、姉のように、時に師として優しく導こうとする。しかし、共に学び、語り合う時間を重ねるうちに、サイラスはナティをただの導師ではなく、一人の女性として意識し始める。まっすぐで熱を帯びた視線に、ナティもまた戸惑いながら心を揺らされていく。「知識の燈火」が説く無償の愛と、抑えきれない男女の情愛。未熟だと思っていた若き領主の熱情に、導くはずだったナティの心は少しずつ飲み込まれていく――。























作品名:異世界から戻ってきたら、私を愛する貴公子様が闇堕ちしていました。〜前編:出会い編〜
作者:小此木葉っぱ
出展元:pixiv